【爆殖】ミジンコを増やすのにエアレーションは必要ない!?気を付けることやメリットを解説!
ミジンコを増やすのにエアレーションが要るとか要らないとか…どっちかにして欲しい!
ミジンコの増やし方を調べると、エアレーションは要るとか要らないとか、いろんな情報があって悩みますよね。
結論から言うと、エアレーションはなしで良いです。
正直、エアレーションをかける方がリスクが大きいとさえ思っています。
この記事では、
- ミジンコ飼育におけるエアレーションの役割
- ミジンコにエアレーションが必要ない理由
- ミジンコにエアレーションをかけないメリット
- ミジンコにエアレーションをかけないデメリット
- ミジンコにエアレーションをかける際のコツ
このような内容がわかります。
ミジンコ水槽にエアレーションをかけると、逆に全滅してしまうこともありますので、この記事を読んでコツを掴んでもらえたらと思います。
ミジンコ飼育におけるエアレーションの役割
ミジンコの死因の一つに、酸欠があるとされています。
ミジンコが大量に増えてきて、水面に集まり、赤い見た目になっていたら酸欠ギリギリの状態です。
ミジンコは一気にたくさん増えますし、増えると必要な酸素の量も多くなるので、酸素が足りずに崩壊してしまうんですよね。
また、生クロレラでの飼育の際は、生クロレラも酸素を使います。
そのため、ミジンコが増えるほどにエサの量も増やすわけですから、より酸素の量も多く必要になってくるわけです。
ミジンコにエアレーションをかけなくて良い理由
そもそも、ミジンコを増やすだけであればエアレーションはなくても簡単に増えます。
特に屋外でミジンコを増やしている場合は、風も吹いて水面も揺れますので、かなり増えまくった場合でない限りエアレーションは必要ないと言えます。
つまり、エアレーションが必要になるのは、増えすぎて酸欠になりそうなとき。ということですが…
ミジンコは酸欠になる前に、赤くなってサインをくれますので、その段階でガッツリ間引いたり、リセットをしてしまえば良いわけです。
この画像くらいまでは余裕で増やすことができるので、それで満足であればエアレーションをかけなくても良いですね。
ただ、一つの容器でもっと過密にたくさん増やしたい。
ペットボトルなどで増やすため、水面が揺れず酸素供給が足りない。
いうことであれば…エアレーションが必要ということになります。
ミジンコにエアレーションをかけないメリット
ミジンコにエアレーションをかけないことによるメリットは、主に以下の3つです。
- 水流で溺れて死ぬのを防ぐ
- 水流で体力を使い、寿命が短くなるのを防ぐ
- エアレーション設備が必要ない
ミジンコが水流で溺れて死ぬのを防ぐ
ミジンコの死因としてもかなり多いのが、溺死です。
ミジンコは水流で簡単に溺れて死んでしまいます。
メダカなどの観賞魚と同じように、水面がブクブクなるようにエアレーションをかけた場合、ほぼ全滅すると考えてください。
もし、エアレーションをかけるとしても、本当に微量。ちょろちょろです。
水面が軽く波立てば、水中にも酸素が供給されるので、それを意識してエアレーションしてください。
ただ、一方コックなどで調整していても、極微量というのがかなり難しいんですよね…。
うまくいったと思っていても、翌日には気温とかエアーストーンの汚れとかで全くエアーが出ていなかったり…。
そういった細かな調整も難しいので、であれば最初からエアレーションをかけない方が良いです。
ミジンコの寿命が短くなるのを防ぐ
仮にエアレーションでミジンコが溺死しなかったとしても、エアレーションがかかっていると物凄く体力を使うみたいです。
エアレーションをかけたときは、圧倒的に寿命が短いように思えます。
エアレーションなしで飼育した場合、1週間もすれば水面にビッシリ大人のミジンコが集まってるんですが…
エアレーションをかけた場合、子供のミジンコはそこそこいるんですが、大人が少ないんです。
つまり、増えたミジンコが大人になる前に、大人のミジンコが死んでしまっているんですよね。
これは、水槽の大きさとエアレーションの量などによっても変わってくることかと思います。
大きい水槽の端っこで、ちょっとエアレーションかけているだけなら…あまり問題はないでしょう。
一概には言えないのですが、ミジンコの寿命が短いと感じる場合は、エアレーションを切ってみるのも一つの方法だと知っておいてください。
エアレーション設備が必要ない
シンプルにエアレーション設備を用意する必要がないのもメリットですね。
屋外で育てる場合、屋外にエアレーションを設置するのも大変ですし…。
室内であっても、わざわざミジンコ用にエアレーションを用意するのもハードルがありますよね。
ミジンコにエアレーションをかけないデメリット
ミジンコにエアレーションをかけないデメリットとしては以下の2つです。
- 増える量に限度がある
- 針子水槽だと心配
ミジンコが増える量に限度がある
ミジンコが増えてくると、酸欠になり赤くなります。
その際、間引いたりリセットしてあげれば問題ないのですが…。
小さめの容器で飼育していたり、それ以上容器を増やせない場合、なるべく省スペースでたくさん増やしたいですよね。
その場合、やっぱりエアレーションがないと、少ない容器で増やせる数には限度が出てしまいます。
針子水槽でミジンコを増やす場合は心配
メダカの話になりますが、針子・稚魚の水槽にミジンコを入れておくと、勝手に増えて便利という育て方もあります。
その際、メダカの数よりミジンコの方が圧倒的に多くなってしまうことがあります。
そうすると、酸欠や水質悪化でメダカの方の体調も心配になりますよね。
ですので、針子水槽ではメダカがメインですので、ミジンコを欲張らずにエアレーションをかけてあげることをおススメします。
ミジンコにエアレーションかける際のコツ
ミジンコにはエアレーションは必要ないということが結論ではあるんですが…
やっぱりエアレーションをかけたいという場合はいくつかコツがあるので紹介します。
- 水流が起こらないようにチビチビかける
- 水流が起こらないように、物を置く
- ミジンコが掴まれるような何かを入れる
水流が起こらないようにチビチビかける
まずシンプルに、エアレーションの力を最小にするのが良いです。
水流が起こらなければ、ミジンコも溺れませんし、消費する体力も少なくなります。
調節はすごく難しいですが、これが一番シンプルな方法です。
水流が起こらないように、物を置く
水流が起こらないように、物を置く…これがかなりおススメな方法です。
結局のところ、水流が起こらずに、水面が揺れれば良いわけです。
例えば、ミジンコ飼育にはアンモニア吸着石を使うと良いとされているんですが…
石をエアレーションの上に積み上げることで水流を抑えることができます。
その他にも、セリアの稚魚隔離ネットの中にエアレーションを入れてあげるなんてこともおススメです。
私はオオミジンコ水槽でやってますが、思いっきりエアレーションをかけても問題なく増えていってますよ。
ミジンコが掴まれるものを置く
ミジンコって、水槽の端っこのコケに捕まっていることが結構多いです。
どうやら、捕まりやすい場所にしがみついて休んでいるようなんですね。
その他にも、針子水槽であればメダカの産卵床にくっついていたり。
メダカの針子水槽で、そこそこエアレーションをかけているのに増えまくる理由も、ここにあるのかもしれません。
エアレーションの水流で体力を使わせないコツですね。
ミジンコにエアレーションをかけなくて良い理由まとめ
ミジンコにはエアレーションをかけなくて良い理由は以下の通りです。
- ミジンコはエアレーションがなくてもたくさん増える
- ミジンコが酸欠になりそうなときは、赤くなってサインをくれる
- 増やせる上限をあげたいときには、エアレーションをしても良い
- エアレーションはミジンコが水流で溺死したり、体力を使うリスクがある
- エアレーション時は、隔離ネットなど物を置いて水流を抑えるのがコツ
いろいろと試した結果、エアレーションをかけない方がミジンコは安定して増えています。
エアレーションをかけていて、ミジンコがうまく増えないと思っている人は、エアレーションを切ってみてください。
ちなみに、ミジンコを増やすコツはエアレーションではなくエサだと考えています。
生クロレラさえ入れておけばどんどん増えますので、ぜひこちらもあわせてチェックしてみてください。