【入れるだけ】PSBを餌にミジンコを増やすことはできる!方法や、メリット・デメリットも紹介!【でも臭い】
PSBたくさん作りすぎてしまったから、もしミジンコにも使えるなら使いたい…
そう考えている方、ぜひPSBを使ってみてください。
結論としては、PSBでもミジンコは増やすことができます!
- PSBを餌にミジンコを増やすことはできるか
- PSBを餌にしてミジンコを増やす方法
- PSBを餌にしてミジンコ増やすコツ
- PSBを餌にしてミジンコ増やすメリット
- PSBを餌にしてミジンコ増やすデメリット
コツなど、PSBをミジンコに与えたときの話をしていきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
PSBを餌にミジンコを増やすことができるか
PSBでミジンコを増やせるか…ということですが、増やせます!
ミジンコの餌となるのは基本的に、植物性プランクトンです。
PSBは光合成細菌=バクテリアなわけですが、植物性プランクトン同様にミジンコの生餌として食べられることが知られています。
そのため、ミジンコの餌としてPSBだけを与えた場合でも、ミジンコは増やすことができます。
実際に、私の環境でも水道水とPSBだけの容器にミジンコを入れたところ、安定して増やすことができましたよ。
PSBを餌にミジンコを増やす方法
PSBを使ってミジンコを増やす手順は以下の通りです。
- カルキを抜いた水を用意する
- PSBを入れる
- ミジンコを入れる
- 3~7日に1回ほど、リセットする
至ってシンプルで、ミジンコの入った水槽にPSBを入れるだけになります。
特にPSB以外の餌を入れなくても、問題なくミジンコは増えてくれます。
あとは、水質が悪くなってきたな…と感じたときに、水を換えてください。
水量が少ないときには1~3日ほど、水量が多ければ7日ほどが目安になるかと思います。
また、PSBを使うこと以外の基本的なミジンコの増やし方は以下の記事を参考にしてみてください。
PSBを餌にミジンコを増やすメリット
PSBを餌にしてミジンコを増やすメリットは以下の通りです。
- PSBだけでもミジンコを培養することができる
- PSBがアンモニアを分解し、全滅の可能性を減らしてくれる
- PSBは自分で増やすことができる
詳しく解説していきますね。
PSBだけでもミジンコを培養することができる
ミジンコを増やすのには餌が重要になってくるのですが、PSBはその餌としても優秀な方です。
生クロレラに次いで安定して増やせる能力はあると考えています。
新水にPSBを入れただけで、メダカの飼育水なども使わずに増やせますよ。
また、PSBを増やす際にエビオス錠を使って増やしている人も多いかと思います。
そのエビオスでもミジンコは増えますので、エビオスを使って培養したPSBということは、栄養価も安心ですよね。
アンモニアを抑制し、全滅の可能性を減らしてくれる
ミジンコが全滅する原因の一つに、アンモニア中毒というものがあります。
これは、ミジンコの排泄物が増え、水中のアンモニア濃度が高くなってしまうというものです。
PSBですが、PSBにはアンモニアを分解する効果があると言われています。
そのため、PSBを餌として使うことで、ミジンコ水槽の水質を安定させることができますよ。
餌として使えるだけでなく、水質安定剤としても使える、メリットばかりの餌ということになります。
もし、逆にPSBを入れることで水が痛みやすいな…と感じる場合は、PSBの質が良くない可能性があります。
赤色が薄かったり、茶色っぽくなっていたら、PSBが死んでしまっている可能性があるので気をつけましょう。
PSBは自分で増やすことができる
ミジンコの餌となるPSBですが、PSBは家庭でも増やすことができます。
種となるPSBを水で2~3倍に薄めたところに、エビオス錠やふやしてPSBなどの餌を入れて置いておくことで増やせます。
もちろん餌が必要なのでタダで増やせるわけではありませんが…エビオスはとても安いので、10円くらいでPSBが2L増やせるような感覚です。
ちょっと一手間はかかりますが、PSB自体を増やすのも楽しいので、ついついやってしまいますよ。
ちなみに、PSBはメーカーによって増やしやすい・増やしにくいというのがあるのですが、「桜めだか」さんのPSBは安定して増やせることで知られています。
PSBを餌にミジンコを増やすデメリット
PSBでミジンコを増やすデメリットは以下の通りです。
- 生クロレラに比べてミジンコが増える速度が遅い
- PSBが臭い
- PSBの培養が追い付かない可能性がある
生クロレラに比べてミジンコが増える速度が遅い
PSBを餌にしてミジンコを増やすことはできるのですが、増える速度という面では生クロレラには敵いません。
生クロレラが凄すぎるという話ではあるんですが…。
手っ取り早く爆殖させたいという人は、素直に生クロレラを使うのが良いでしょう。
PSBが臭い
PSBは使ったことがある方ならわかると思いますが、なかなか臭いです。
普段はペットボトルの中に入っているので、管理上は匂わないのですが…
水に入れる際にかなりの臭いを発します。
マンションのベランダなど、家と水槽の距離が近い人は、窓を開けてると部屋の中まで臭いを感じることもあります。
ミジンコの餌としてPSBを使う際は、かなり大量に入れることになりますので、臭いで何かしらの影響がありそうな場合は向いていません。
ご近所からの苦情も気を付けてくださいね。
PSBの培養が追い付かない可能性がある
PSBは自宅でも手軽に増やすことができます。
しかし、夏でも最低1週間くらいは培養に時間がかかってしまいます。
家に20Lくらい作り置きがあるようでしたら、それらを増やせば足りないということはないですが…
増やし始めで、まだペットボトル2本くらいしかないという状況ですと、PSBのみでミジンコを育てるのには足りなくなってしまいそうです。
追い付かなかった場合はエビオスなど他のエサを使えば良いのですが、追い付かない場合も一応頭に入れておいてください。
PSBを餌にミジンコを増やすコツ
PSBを使ってミジンコを増やすためには、ただPSBを入れれば良いのですが…
上手に増やすためにはコツがあります。
- PSBは多めにコポコポ入れてあげる
- PSBと他のエサを併用するのも良い
PSBは多めにコポコポ入れてあげる
PSBの説明書を見ると、メダカなどに使う際は「ペットボトルのキャップ1杯分」など書いてあることが多いです。
しかしこれは、水質を安定させたり、他のエサに補助で入れる場合の量になります。
ミジンコに使う場合は、ガッツリ50~100mlくらい入れてしまっても大丈夫なくらいです。
PSBを餌とした場合、かなり早い速度でミジンコは消費すると思います。
毎日あげられる量で、なるべく多めにいれてあげると良いでしょう。
PSBと他のエサを併用するのも良い
PSBは多めに入れてあげればエサ切れすることはないと思いますが…
できれば植物性プランクトンなど、他のエサも併用して与えてあげると安定しますよ。
例えばメダカの飼育水であるグリーンウォーター、PSBの培養に使っているエビオス錠など…
自宅にあるもので良いので、あればぜひ追加で与えてみてください。
PSBを餌にミジンコを増やすまとめ
- PSBだけでもミジンコを増やすことができる
- PSBはアンモニアを分解するので、ミジンコの全滅を防ぐ
- PSBは自分で増やすことができる
- PSBでのミジンコ培養は生クロレラに比べたら遅い
- PSBは臭いので、窓を開ける際や近隣に気を付けて
- PSBは多めに入れるか、グリーンウォーターなどを併用すると良い
PSBってついつい作りすぎて余ってしまうので、メダカ飼育だけでなくミジンコにもぜひ使ってあげてください。
PSBも微生物ですので、あんまり長いこと置いておくと死んでしまいますし、なるべく鮮度の高いうちに使い切りたいですしね。
たくさん使って、ミジンコも増やしてみてください!