グリーンウォーターの作り方!ペットボトル・100均でも失敗しない3つのコツ
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ミジンコや針子の餌にグリーンウォーターがいいって聞いたけど、どうやって作るの?ペットボトルでもできる?
グリーンウォーターは、メダカの針子(生まれたばかりの稚魚)やミジンコの餌になる「緑色の水」です。作り方を調べると、日なたに置くだけ、肥料を入れる、飼育水を使う…と方法がいろいろ出てきて迷いますよね。
実は、どの方法も中身は同じです。「光」「栄養」「種」の3つがそろえば、水は勝手に緑になります。どれかが欠けると、いつまでも透明のままだったり、茶色く濁ったりします。
この記事では、ミジンコと針子の餌として使う前提で、グリーンウォーターの作り方をまとめました。ペットボトルや100均の道具で作る方法、うまくできたかの見分け方、濃くなりすぎたときの戻し方までわかります!
グリーンウォーターは「光・栄養・種」の3つで作れます。カルキを抜いた水に、種(メダカの飼育水やグリーンウォーターを少し)と、ほんの少しの栄養(液体肥料のハイポネックスなど)を入れて、日なたに置くだけです。
容器は2Lのペットボトルで十分。100均の道具でそろいます。色は「底がうっすら見える緑」がちょうどよく、濃くなりすぎたら足し水か、ミジンコに食べさせて薄めましょう。
- グリーンウォーターの正体と、ミジンコ・針子の餌に向いている理由
- グリーンウォーターの作り方(基本の手順)
- ペットボトル・100均グッズで作る方法と、室内・冬のコツ
- ちょうどいい濃さの見分け方と、失敗のサイン
- 濃くなりすぎたときに透明に近づける方法
グリーンウォーターとは?ミジンコと針子の餌になる「緑の水」
グリーンウォーターは、水の中で植物プランクトンがたくさん増えて、緑色に見えるようになった水のことです。メダカを飼っている人のあいだでは「青水(あおみず)」とも呼ばれます。
緑色に見えるのは、目に見えないほど小さな植物プランクトンが、水いっぱいに浮かんでいるから。つまり、グリーンウォーターは「餌が溶けこんだ水」なんです。

ミジンコの餌として相性がいい理由
ミジンコは、水の中にただよう植物プランクトンや細菌を、脚でこしとって食べています。グリーンウォーターは、その植物プランクトンのかたまり。ミジンコにとっては、そのまま食べられる生きた餌です。
生きた植物プランクトンなので、エビオス錠のように溶け残りが底で腐る心配も少なめです。ただし、注ぎすぎれば水は傷みます。量の考え方は、後半の「使い方」で説明しますね。
針子の餌としても使える
生まれたばかりのメダカの針子は、口がとても小さく、人工の餌を上手に食べられないことがあります。グリーンウォーターの中なら、まわりにいつも細かい餌がある状態になるので、餌切れを起こしにくくなります。針子の餌全体の切り替え方はメダカの針子の餌は生き餌で差がつくにまとめています。
針子が少し大きくなったら、次はミジンコの出番です。いつからミジンコを与えていいかは、メダカとミジンコの記事でくわしく書いています。
作るのに必要なのは「光・栄養・種」の3つだけ
植物プランクトンは、光をあびて、水に溶けた栄養を使って増えます。そして、増えるためには最初に「種」になるプランクトンがいなければいけません。生クロレラを種にして緑の水を育てる方法は生クロレラは培養できる?で紹介しています。
| 材料 | 役割 | 用意するもの |
|---|---|---|
| 光 | 植物プランクトンが増えるエネルギー | 日なた(室内なら明るい窓ぎわかライト) |
| 栄養 | 植物プランクトンの肥料 | 液体肥料(ハイポネックス)、メダカの飼育水 |
| 種 | 最初に増え始めるプランクトン | グリーンウォーター、メダカの飼育水を少し |
この3つのうち、一番大事なのは光です。栄養と種がそろっていても、暗い場所では緑になりません。
グリーンウォーターの作り方|基本の手順
ここからは、一番失敗しにくい基本の作り方です。メダカの飼育水が手元にあれば、それが栄養と種を兼ねてくれます。
用意するもの
- 透明な容器(2Lのペットボトル、透明な衣装ケース、空いている水槽など)
- カルキを抜いた水(くみ置きで一晩置くか、カルキ抜き剤を使う)
- 種(メダカの飼育水か、今あるグリーンウォーターを少し)
- 栄養(液体肥料のハイポネックスを少し。飼育水だけでも作れます)
- スポイトや計量カップ
作り方の手順
- 容器を洗う:洗剤は使わず、水でよくすすぎます
- カルキを抜いた水を入れる:水道水のままだと、塩素で植物プランクトンが増えにくくなります
- 種を入れる:メダカの飼育水やグリーンウォーターを加えます。量は全体の1〜2割が目安で、多めに入れるほど早く色づきます
- 栄養を少しだけ入れる:ハイポネックスなら、2Lに1mL弱から。入れすぎは失敗のもとです
- 日なたに置く:水温が上がりすぎない、明るい場所を選びます
- はっきり緑になったら完成:底がうっすら見えるくらいが使いごろです
置いたあとは、1日に1回くらい容器を軽くゆすってください。植物プランクトンが底に沈んだままになるのを防げます。
何日でできる?
できるまでの日数は、季節と日当たりで大きく変わります。目安は、暖かい時期の日なたで数日〜1週間ほど。気温が低い時期や、日当たりが弱い場所では、もっと時間がかかると思ってください。
濃いグリーンウォーターを種に使えば、最初から植物プランクトンが多いぶん、早く色づきます。逆に種なしの水道水だけで始めると、緑になるまでかなり待つことになります。
ハイポネックスで早く作るなら
飼育水がない、栄養が足りなくてなかなか緑にならない、というときは、液体肥料のハイポネックスが便利です。量はメーカーの希釈表で一番薄い2000倍(2Lに1mL)を上限にして、少なめから始めます(出典は記事末)。
ハイポネックスを使った作り方と、量の早見表はミジンコはハイポネックスで増やせる?の記事にまとめました。ミジンコの容器に直接入れてはいけない理由もあわせて読んでみてください。
ペットボトル・100均グッズで作る方法
グリーンウォーターは、高い道具がなくても作れます。むしろ、小さな容器を何本か並べるほうが、ミジンコの餌づくりには向いています。
ペットボトルで作るときのコツ
- 2Lの透明なペットボトルを使う:水量が多いほど水温が安定し、失敗しにくくなります
- フタはゆるめておく:しめきると空気の入れかわりがなくなるので、軽くのせる程度に
- 水は8〜9分目まで:ゆすって混ぜるすき間を残します
- 2〜3本を時間差で作る:1本を使っているあいだに次が育ち、餌を切らしません
ペットボトルは光が全体に届きやすく、緑になったかどうかも横から見てすぐわかります。ミジンコをペットボトルで増やしているなら、容器をそろえておくと注ぎかえも楽ですよ。ミジンコ側の手順はミジンコのペットボトルでの増やし方で紹介しています。
100均でそろうもの
| 道具 | 使い道 | ポイント |
|---|---|---|
| 透明なプラケース・保存容器 | ペットボトルより広い口の容器に | 透明で浅めのものが光が届きやすい |
| スポイト | 種や液体肥料を少量はかる | ハイポネックスの量をはかるのに便利 |
| 計量カップ | 種水や注ぐ量をはかる | ミジンコ用と分けておく |
| すだれ・園芸用ネット | 真夏の日差しをやわらげる | 水温の上がりすぎを防ぐ |
カルキ抜き剤も、アクアリウム用のものが手に入るなら用意しておくと便利です。くみ置きで抜く場合は、一晩おいた水を使えば大丈夫です。
室内・冬にグリーンウォーターを作るには
グリーンウォーターは屋外の日なたが一番作りやすいです。ただ、マンションで日当たりが悪い、冬で寒い、という人もいますよね。室内で作るなら、次の2つを意識してください。
光は窓ぎわかライトで補う
室内なら、日の入る明るい窓ぎわに置きます。窓ぎわでも光が足りないときは、水槽用のLEDライトを容器の近くから当てましょう。光が弱いほど、できるまでの日数はのびます。
冬は水温を保てる場所に
寒い時期は、植物プランクトンの増え方がゆっくりになります。冬でも作りたいときは、暖房の入る部屋の窓ぎわに置くか、水槽用のヒーターを使うと早くなります。
冬は、作り始めから緑になるまで時間がかかる前提で、早めに仕込んでおくと安心です。
グリーンウォーター作りで失敗しない3つのコツ
グリーンウォーターが「できない」「すぐダメになる」ときは、たいてい次の3つのどれかでつまずいています。
コツ1:日当たりを一番に考える
緑にならない原因で一番多いのは、光不足です。栄養や種を足す前に、まず置き場所を見直してください。ただし、真夏の直射日光で水が熱くなりすぎるのも逆効果。すだれで日差しをやわらげると安心です。
コツ2:栄養は「少なすぎるかな」くらいで
肥料は、たくさん入れても早くできるわけではありません。入れすぎると、水面に膜が張ったり、においが出たりする原因になります。足すのは「数日たっても色づかないとき」だけで十分です。
コツ3:容器を分けて、時間差で回す
ミジンコの容器の中でグリーンウォーターを作ろうとすると、植物プランクトンが増える前にミジンコが食べつくしてしまいます。グリーンウォーターは専用の容器で作り、できた分を注ぐのが基本です。容器を2〜3本にしておけば、餌が切れる心配もありません。
グリーンウォーターの見分け方|ちょうどいい濃さと失敗のサイン
「これってちゃんとできてるの?」と迷ったら、色とにおいを確かめましょう。透明な容器を明るい場所で横から見るとわかりやすいです。

| 見た目 | 状態 | やること |
|---|---|---|
| あざやかな緑で、底がうっすら見える | ちょうどいい | そのまま使う |
| 濃い緑で、底がまったく見えない | 濃すぎ | 足し水で薄める(次の章へ) |
| ほぼ透明のまま | 光・種・栄養のどれかが足りない | 日なたに移す。種を足す |
| 茶色っぽい・灰色に濁る | 光が弱い/汚れで濁っている | 置き場所を見直す。作り直す |
| 水面に白い膜・油のような膜 | 栄養の入れすぎ・水が動かない | 膜をすくい取る。肥料を減らす |
| 青緑でドロっとしている・くさい | 藍藻(らんそう)が増えている | 使わずに捨てて作り直す |
いいグリーンウォーターは「におわない」
うまくできたグリーンウォーターは、ほとんどにおいません。ドブのようなにおい、生ぐさいにおいがしたら、水が傷んでいるサインです。ミジンコの容器には入れず、作り直しましょう。
「透明に戻った」は失敗とは限らない
一度緑になった水が、数日で透明に戻ることがあります。これは、栄養を使い切ったか、水の中の小さな生き物が植物プランクトンを食べたことが多いです。種として少し残して、栄養を足せばまた緑になります。
濃くなりすぎたら?グリーンウォーターを透明にする方法
グリーンウォーターは、濃ければいいわけではありません。濃すぎると、夜に植物プランクトンが酸素を使うので、水の中が酸欠ぎみになります。植物プランクトンが増えすぎると、水がアルカリ性に大きくかたむくこともあります(出典は記事末)。
メダカの姿が見えないほど濃くなったら、次の方法で薄めましょう。

足し水で薄める(すぐに効く)
一番かんたんなのは、カルキを抜いた水を足して薄めることです。容器に余裕がなければ、濃い水を少しくみ出してから足します。くみ出した濃い水は、捨てずにミジンコの餌や次の種に回せますよ。
日陰に移す・光を減らす
植物プランクトンは光で増えるので、日陰に移したり、すだれをかけたりすると増え方がゆるやかになります。急に透明にはなりませんが、濃くなり続けるのを止められます。
ミジンコに食べさせる(1日で透明に近づくことも)
ミジンコラボらしい方法がこれ。濃いグリーンウォーターにミジンコを入れると、植物プランクトンをどんどん食べて水が澄んでいきます。ミジンコの数が多ければ、1日で目に見えて薄くなることもあります。
濃くなりすぎた水は、ミジンコにとってはごちそうです。「1日で透明にしたい」なら、ミジンコの容器に少しずつ注いで食べてもらうのが、むだのないやり方です。
水換えでリセットする
どうしても透明にしたいなら、水換えで入れかえます。メダカの水槽なら、一度に全部ではなく、何回かに分けて少しずつ換えるほうが、メダカへの負担が少なくてすみます。
グリーンウォーターでミジンコ・針子を育てる使い方
できたグリーンウォーターは、そのまま餌として使います。ミジンコと針子で、使い方が少し違います。
ミジンコには「うっすら緑」まで注ぐ
ミジンコの容器には、水がうっすら緑に色づく程度まで注ぎます。水が澄んできたら、また足してください。これは生クロレラやエビオス錠と同じ考え方です。
一度にたくさん注ぐと、食べきれなかった植物プランクトンが傷んで、水が悪くなります。少なめに入れて、澄んだら足す。これをくり返すのが、ミジンコを全滅させないコツです。
エアレーションは、基本はなしで大丈夫です。エアレーションの水流があるとミジンコの寿命が縮み、ある程度の数で増え止まりやすくなります。入れるなら、ポコポコとゆっくり泡が出る程度のごく弱い強さにして、網や水草など、つかまって休める場所を用意しましょう。過密にして大量に増やしたいときは酸素が必要になるので、その場合もこの形で入れます。エアストーンから出るようなごく細かい泡は、ミジンコの殻の下に入りこんで浮いてしまうことがあるので避けてください(出典は記事末)。くわしくはミジンコのエアレーションの記事へどうぞ。
針子はグリーンウォーターの中で育てる
針子の場合は、薄めのグリーンウォーターを入れた容器で育てるのが手軽です。まわりにいつも細かい餌があるので、人工の餌とあわせて使うと餌切れを防げます。
ただし、濃すぎると針子の様子が見えず、酸欠も心配です。底がうっすら見える濃さを保ってくださいね。
もっと増やしたいなら生クロレラもあわせて
グリーンウォーターは安く、安定して使える餌です。一方で、ミジンコをとにかくたくさん増やしたいなら、植物プランクトンをぎゅっと濃くした生クロレラのほうが早く増えます。
ミジンコの餌選びで迷っているなら、メインは生クロレラにして、グリーンウォーターは「切らさないための予備の餌」にする組み合わせが一番失敗しにくいです。生クロレラの使い方はミジンコを増やす餌は生クロレラの記事を見てください。
グリーンウォーターの作り方でよくある質問
水道水をそのまま使ってもいい?
カルキ(塩素)を抜いてから使いましょう。くみ置きで一晩置くか、カルキ抜き剤を使えばOKです。塩素が残っていると、種の植物プランクトンが弱ってしまいます。
メダカを入れた水槽でそのまま作ってもいい?
できます。メダカのフンが栄養になるので、日なたに置いておくだけでも緑になります。ただ、濃さを調整しにくく、ミジンコや針子の餌として注ぎたいときには使いにくいです。餌用には、別のペットボトルで作るほうが便利です。
グリーンウォーターを作るのにエアレーションは必要?
なくても作れます。1日1回ゆすれば、植物プランクトンが沈みっぱなしになるのを防げます。入れる場合も、ポコポコとゆっくり泡が出る程度のごく弱さで十分です。
作ったグリーンウォーターはどれくらいもつ?
光と栄養がある限り、植物プランクトンは増えたり減ったりしながら残ります。ただ、栄養を使い切ると透明に戻っていくので、ときどき少し栄養を足すか、新しい容器に種として移してつないでいきましょう。
まとめ:グリーンウォーターは「光・栄養・種」で作れる
グリーンウォーターは、光・栄養・種の3つがそろえば、特別な道具がなくても作れます。
- 材料は、カルキを抜いた水・種(飼育水やグリーンウォーター)・少しの栄養(ハイポネックスなど)
- 一番大事なのは日当たり。室内なら窓ぎわかライトで補う
- 2Lのペットボトルを2〜3本、時間差で回すと餌が切れない
- ちょうどいいのは「底がうっすら見える緑」。茶色・膜・青緑でくさいのは失敗のサイン
- 濃くなりすぎたら、足し水か、ミジンコに食べさせて薄める
まずは2Lのペットボトルを1本用意して、カルキを抜いた水に種を少しとハイポネックスを1mL弱入れ、日なたに置いてみてください。緑になったら、ミジンコの容器にうっすら色づくまで注ぐだけです!
出典・参考(2026年10月確認):ハイポネックス原液(株式会社ハイポネックスジャパン)/Culture Techniques of Moina(フロリダ大学 IFAS)

