ミジンコのエサについて

ミジンコは生クロレラで増える!量の目安と入れすぎで全滅する理由

ミジンコには生クロレラ一択
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生クロレラでミジンコが増えるって聞いたけど、本当?どれくらい入れればいいの?入れすぎて全滅させたくない…!

ミジンコの餌は、PSB、エビオス錠、クロレラパウダー…と選択肢が多くて迷いますよね。その中でも「生クロレラがいい」とよく聞くものの、値段もそれなりにするので、本当に効くのか気になるところです。

私自身、ミジンコがなかなか安定せずに長く悩んでいました。いろいろな餌を試しましたが、生クロレラに変えただけで難しさがぐっと下がり、一気に増えるようになったんです。

この記事では、生クロレラでミジンコが増える理由、入れる量の目安、入れすぎで全滅する理由、そして保存と腐ったときの見分け方までまとめました。

先に結論

ミジンコは生クロレラで増えます。餌選びで迷ったら生クロレラが一番失敗が少ないです。

量は水がうっすら緑になる程度が正解。濃い緑にするのは入れすぎで、水が腐って全滅する一番の原因になります。生クロレラは腐りやすいので冷蔵で保存し、販売元の説明どおり2〜3週間をめどに使い切りましょう。長く持たせたいなら粉末タイプも選択肢です。

この記事でわかること
  • ミジンコが生クロレラで増える理由
  • 生クロレラの量の目安と、足すタイミング
  • 入れすぎで全滅する理由
  • 生クロレラの保存方法と、腐ったときの見分け方
  • 粉末クロレラやエビオス・PSBとの使い分け

ミジンコが生クロレラで増える理由

ミジンコは、水中をただよう植物プランクトンを脚でこし取って食べています。生クロレラは、その植物プランクトンそのもの。ミジンコが本来食べている餌を、そのまま入れられるのが一番の強みです。

生クロレラは水中にただよい食べられやすい。粉末やエビオスは沈んで汚れの元になりやすい

生クロレラは生きた細胞なので、入れたあとも水中にただよい続けます。ミジンコが泳ぎながら食べやすく、底に沈んで腐ることも少なめです。

一方、エビオス錠や粉末の餌は、溶け残りが底にたまりやすいのが難点です。食べ残しが分解されると水が汚れ、ミジンコが弱る原因になります。

私の場合、生クロレラに変えてからミジンコの飼育がぐっと安定しました。20Lの容器(IKEAのトロファスト)にミジンコを入れ、生クロレラを足しているだけ。エアレーションもしていません。

生クロレラの量の目安は「水がうっすら緑」

生クロレラの量は、水がうっすら緑に色づく程度が目安です。「1Lに何mL」と決めるより、水の色で判断するほうが失敗しません。

水の色で見る生クロレラの量。澄んだら足す、うっすら緑がちょうどいい、濃い緑は入れすぎ

決まった量より、水の色で決める理由

ミジンコが1日に食べる量は、ミジンコの数や水温で大きく変わります。数が少ない立ち上げ直後や水温が低い時期は、同じ量でもすぐに食べきれず、余ってしまいます。

水の色なら、ミジンコが「食べきれたかどうか」がそのまま見えます。だからこそ、色を見て足すのが一番確実なんです。

はじめて入れるときは数滴から

原液はとても濃いので、最初はスポイトで数滴ずつ入れて、水の色を見ながら少しずつ足していきましょう。うっすら緑になったら、その日はそこでストップです。

数字で知りたい人のために、販売元の説明も添えておきます。最初に入れる量は飼育水の1,000〜2,000倍にうすめるくらい(2Lのペットボトルなら1〜2mL、10Lなら5〜10mL)、そのあとは10Lあたり1〜2mLずつを朝夕2回に分けて足すのが目安です(出典は記事末)。どちらの場合も、最後は水がうっすら緑かどうかで決めてください。

足すタイミングは「水が澄んできたら」

ミジンコが食べると、緑色がだんだん薄くなって水が澄んできます。澄んだ水は餌が足りていないサインです(出典は記事末)。毎日水の色を見て、澄んできたらまた少量を足してください。

逆に、前の日の緑がまだ残っているなら、その日は入れなくて大丈夫。「毎日決まった量を入れる」より、「澄んだら足す」のほうが安全です。

冬など水温が低い時期は、量をぐっと控えめに

水温が低いと、ミジンコの動きがにぶくなり、食べる量も減ります。夏と同じ感覚で入れると、すぐに入れすぎになってしまいます。

寒い時期こそ「水が澄むまで次を足さない」を守りましょう。冬はもともとミジンコが増えにくい季節なので、増えなくてもあせらず、少なめの餌で春を待てば大丈夫です。

生クロレラを入れすぎると全滅する理由

生クロレラはミジンコにやさしい餌ですが、入れすぎれば話は別です。餌の入れすぎは、水が腐って全滅する一番の原因。生クロレラも例外ではありません。

生クロレラを入れすぎてからミジンコが全滅するまでの流れ

全滅までの流れは、だいたい次のとおりです。

  1. 食べきれないほどの生クロレラが水に残る
  2. 暗い場所や水温の上がりすぎで、余ったクロレラが死んで沈む
  3. 死んだクロレラを細菌が分解し、水中の酸素が減って汚れがたまる
  4. 水が腐り、ミジンコが一気に弱って全滅する

餌の与えすぎはすぐに水質の悪化につながるので、少量をこまめに与えるのが基本です(出典は記事末)。水が濃い緑になったり、においが出てきたりしたら、それ以上足さずに水換えをしましょう。

ほかの全滅パターンはミジンコが全滅する原因にまとめています。全滅しても、休眠卵(耐久卵)から復活することがあるので、容器の水と底はすぐに捨てないでくださいね。

生クロレラでミジンコを増やす手順

生クロレラを使った増やし方の流れは、とてもシンプルです。

  1. 容器にカルキを抜いた水を入れる(水量が多いほど安定。ペットボトルなら2L)
  2. ミジンコを入れる
  3. 生クロレラを数滴ずつ入れ、水がうっすら緑になったら止める
  4. 直射日光で水温が上がりすぎない、明るい場所に置く
  5. 毎日水の色を見て、澄んできたら少量を足す
  6. 定期的に水を換える

エアレーションは基本なしで大丈夫です。私の経験では、エアレーションの水流があるとミジンコの寿命が縮むようで、ある程度の数で増え止まってしまいました。入れるなら、ポコポコとゆっくり泡が出る程度のごく弱いものにして、網や水草など水流の弱い、つかまって休める場所を用意しましょう。過密にしてとにかく大量に増やしたいときは酸素が足りなくなるので、その場合だけこの形で入れてください。エアストーンのごく細かい泡も、殻の下に入り込んでミジンコが浮いてしまうことがあるので避けてください(出典は記事末)。

水換えは、私は1週間で半分、2週間で全部を換えています。もう少し間隔をあけても大丈夫かもしれません。ペットボトルでの具体的な手順はペットボトルでのミジンコの増やし方を見てください。

生クロレラの保存と、腐ったときの見分け方

生クロレラは生き物なので、常温に置くと傷みやすいのが弱点です。保存のしかたと、腐ったかどうかの見分け方を押さえておきましょう。

保存は冷蔵庫で。開けたら早めに使い切る

届いたら冷蔵庫に入れ、商品に書かれた保存方法と期限を守りましょう。販売元の説明では、2〜3週間をめどに使い切るのが目安です(出典は記事末)。常温に置くと1〜2日でも傷むことがあるので、使ったらすぐ冷蔵庫に戻すのが基本です。生きたクロレラなので、冷凍は避けておくほうが無難です。

私の感覚では、冷蔵庫で1か月くらいが日持ちの目安ですが、使い切る計画は販売元の2〜3週間に合わせておくと安心です。使う前によく振って、沈んだクロレラを混ぜておきましょう。容器の口に手や水を触れさせないようにすると、雑菌が入りにくくなります。

使い切れないときは小分けにする

大きなボトルを何度も開け閉めすると、そのたびに空気や雑菌が入ります。容器が少ないうちは、洗って乾かした小さなボトルに少しだけ移し、ふだんはそちらを使うと安心です。

元のボトルは開ける回数が減るぶん、傷みにくくなります。小分けしたボトルも冷蔵庫に入れ、においや色を見てから使ってください。

腐った生クロレラの見分け方

先に知っておいてほしいのは、見た目だけでは腐っているか判断しきれないことです。色がまだきれいな緑でも、中では傷みが進んでいることがあります。

そのため、まずは「どう保存していたか」で判断しましょう。次のどれかに当てはまるなら、もったいなくても使わないのが安全です。

  • 冷蔵庫に入れ忘れて、常温に置きっぱなしにしてしまった
  • 商品に書かれた期限を過ぎている
  • 開けてから長く経っている(販売元の目安は2〜3週間。私の感覚でも冷蔵で1か月くらいが限度)

そのうえで、次のような変化があれば傷んでいる可能性が高いので、ミジンコの容器には入れないでください。

見るところ傷んでいるかもしれないサイン
においドブのような、すっぱい・生ぐさいにおいがする
色緑がくすんで、茶色っぽい・黒っぽくなっている
容器ふくらんでいる、開けるとガスが抜ける

逆に、こうした変化がないからといって安心とは限りません。保存に不安があるものは使わない、と決めておくのが一番の予防です。

腐ったものを入れてしまったら

すぐに半分ほど水を換えて、汚れを薄めてください。そのあとは新しい生クロレラを少なめに入れ、ミジンコの様子を見ます。その容器のミジンコは、水の様子が落ち着くまでメダカにあげないほうが安心です。生クロレラを常温に置き忘れたあとに起きたトラブルは、ミジンコを餌にしたらメダカが大量死した記事で詳しく書いています。

粉末クロレラとの違い|生クロレラは培養できる?

「クロレラ」と名のつく餌には、生クロレラのほかに粉末タイプもあります。違いを表にまとめました。

生クロレラ粉末クロレラ(クロレラパウダー)
中身生きたクロレラ乾燥させたクロレラの粉
水中での様子ただよい続け、食べられやすい沈みやすく、底にたまりやすい
保存冷蔵が必要で、日持ちしにくい常温で長く保存しやすい
向いている人手軽に失敗なく増やしたい人たまにしか使わない人・予備用

私も以前クロレラパウダーを使っていました。増えることは増えるのですが、入れすぎるとすぐに沈んで、容器のゴミになりやすいのが難点でした。

「2〜3週間では使い切れない」という人は、長期保存できる粉末タイプの生クロレラを選ぶのも手です。公式の説明では、粉末30mLで原液100mL相当になります。

生クロレラを自分で培養するのはおすすめしない

「生クロレラを増やせば買わなくていいのでは?」と考えるかもしれません。ただ、家庭で純粋なクロレラだけを増やし続けるのは難しく、ほかの藻や雑菌が混ざって失敗しやすいです。

自分で植物プランクトンを増やしたいなら、生クロレラにこだわらず、液体肥料(ハイポネックスなど)でグリーンウォーター(青水)を作る方法が手軽です。作り方はグリーンウォーターの作り方で、生クロレラを種にして増やす方法は生クロレラは培養できる?でくわしく書いています。

エビオス・PSBなど、ほかの餌との使い分け

生クロレラが一番失敗しにくいとはいえ、ほかの餌にもそれぞれ良さがあります。私が試してきた餌を、使い分けの目安としてまとめます。10種の餌を並べた比較表はミジンコの餌10種の比較にあります。

餌向いている場面注意点
生クロレラ迷ったらこれ。手軽で失敗が少ない冷蔵保存が必要。入れすぎ注意
エビオス錠コストを抑えたいとき入れすぎると全滅しやすい
PSB屋外の容器で、ほかの餌と組み合わせるときにおいが出るので屋外向き
グリーンウォーターお金をかけずに続けたいとき量が足りなくなりやすい

エビオス錠

エビオス錠はビール酵母の錠剤で、コストを抑えたいならこれが一番です。調子よく増えることもありますが、入れすぎると水が腐って全滅しやすいので、1/4くらいに割って少しずつ入れましょう。私も今は、生クロレラのサブとしてエビオスを使っています。量の目安はエビオス錠の記事で詳しく書いています。

PSB

PSB(光合成細菌)は、使ってみると水が比較的安定する印象でした。ただ、栄養は控えめに感じたので、私は生クロレラに足して使うのが合っていました。においが出やすいので、置くなら屋外がおすすめです。使い方はPSBの記事を見てください。

グリーンウォーター・ゾウリムシ

メダカの飼育水(グリーンウォーター)はタダで使えますが、一般的な家庭のメダカの数では量が追いつきにくいです。ゾウリムシを餌にする方法もありますが、手間と水の管理が大変なので、慣れた人向けですね。

よくある質問

生クロレラだけでミジンコは増えますか?

はい、生クロレラだけで増えます。私もふだんは生クロレラを入れているだけで、エアレーションもなしで安定しています。ほかの餌は、生クロレラが切れたときのサブと考えれば十分です。

水が濃い緑になってしまいました。どうすればいい?

入れすぎのサインです。それ以上は足さず、水を半分ほど換えて薄めてください。次の日から、うっすら緑を目安に少量ずつ入れ直しましょう。

生クロレラが腐るとミジンコはどうなりますか?

腐った生クロレラは餌にならないうえ、水を汚す元になります。入れると水質が一気に悪くなり、ミジンコが弱ったり全滅したりする原因になります。常温に置き忘れたものや、においや色がおかしいと感じたものは使わないでください。

入れてもすぐに水が澄んでしまいます

ミジンコがしっかり食べて、数が増えてきた証拠です。一度にたくさん入れるのではなく、足す回数を増やして対応しましょう。容器がミジンコでいっぱいなら、メダカにあげるか、別の容器に分けるのもおすすめです。

メダカの水槽に直接入れてもいいですか?

少量なら問題ありませんが、メダカの水槽はミジンコの容器より生き物が多く、汚れがたまりやすい環境です。生クロレラはミジンコの容器で使い、増えたミジンコをメダカにあげる流れにするほうが水を傷めにくいです。

まとめ|迷ったら生クロレラを少量ずつ

ミジンコは生クロレラで増えます。ミジンコが本来食べている植物プランクトンをそのまま入れられるので、餌選びで迷ったら生クロレラが一番失敗しにくい選び方です。

量は水がうっすら緑になる程度。澄んできたら足し、濃い緑にはしないこと。保存は冷蔵で、常温に置き忘れたものやにおい・色がおかしいものは使わないこと。この3つを守れば、全滅のリスクはぐっと下がります。

まずは生クロレラを1本用意して、数滴から入れてみてください!

出典・参考(2026年10月確認):Culture Techniques of Moina(フロリダ大学 IFAS)/Manual on the Production and Use of Live Food for Aquaculture(国連食糧農業機関 FAO)/取扱説明書-ミジンコ(観賞魚用品専門 和香 なごやか)/特選生クロレラ 商品ページ(観賞魚用品専門 和香 なごやか)

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ミジンコを育て始めてはや数年。 いつしか博士どころか、ミジンコになっていた…
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