ミジンコの餌10種を比較!一番増えるのはどれ?目的別の選び方と量
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ミジンコの餌って、結局なにをあげればいいの?生クロレラにエビオス、PSB、生茶…種類が多すぎて選べない!
ミジンコの餌を調べると、生クロレラ、エビオス錠、PSB、グリーンウォーター、生茶、きな粉、米のとぎ汁…と、本当にたくさん出てきますよね。どれも「これで増えた」という声があるので、余計に迷ってしまいます。
しかも、餌えらびを間違えると、増えないどころか水が腐って全滅することもあります。せっかく手に入れた種ミジンコを、餌のせいで死なせたくはないですよね。
この記事では、ミジンコの餌10種を「増えやすさ・手間・におい・コスト」の同じ物差しで比べました。何を、どれくらい、どんなタイミングで入れればいいかまで、まとめてわかります!
ミジンコの餌の1位は生クロレラ。迷ったら、生クロレラを少しずつ入れるのが一番です。手軽で失敗が少なく、よく増えます。
私自身、いろいろな餌を試したあと、餌を生クロレラに変えただけで難易度がぐっと下がり、一気に増えるようになりました。
ほかの餌は「事情があるときの代わり」です。コストを抑えたいならエビオス錠、屋外で臭いが気にならないならPSB、肥料が家にあるならグリーンウォーター。生茶は餌ではなく水づくり役です。
量はどの餌でも同じ考え方で、水がうっすら色づく程度。水が澄んできたら足します。入れすぎて水が腐るのが、全滅の一番の原因ですよ。
- ミジンコの餌の1位(生クロレラ)と、目的別の代わりの餌
- ミジンコが自然の中で何を食べているか
- ミジンコの餌10種の比較表と、それぞれの使い方
- 餌の量と頻度を「水の色」で決める方法
- 餌で失敗する4つのパターンと、メダカの餌で代用できるか
ミジンコの餌は何がいい?1位は生クロレラ、目的別の代わり3つ
ミジンコの餌えらびは、まず生クロレラ。そのうえで「安く済ませたい」「屋外で増やしたい」などの事情があるときだけ、代わりの餌を考えれば大丈夫です。
下の図で、生クロレラとほかの餌の位置づけを確かめてください。

1位:迷ったら「生クロレラ」
生クロレラは、ミジンコの餌になる植物プランクトン(クロレラ)を、生きたまま濃くした液です。容器に数滴たらすだけで、水の中にふわっと広がります。
水の中にただよっている時間が長く、ミジンコが食べやすいのが強み。私も、生クロレラに変えただけでミジンコ増やしがぐっとラクになり、どんどん増えるようになりました。はじめての人も、何を選べばいいか迷っている人も、ここから始めてください。
代わり①:コストを抑えたいなら「エビオス錠」
エビオス錠は、ビール酵母を固めた錠剤です。ドラッグストアで買えて、常温で長く保管できます。
2Lの容器に半錠が目安で、1回分のコストはごくわずか。容器をたくさん並べて増やしたい人に向いています。
代わり②:屋外で増やすなら「PSB」
PSB(光合成細菌)は、それ自体がミジンコの餌になる細菌です。水をきれいに保つ助けにもなります。
ただ、独特の強いにおいがあるので、室内より屋外向き。ベランダや庭で増やす人の選択肢です。
代わり③:肥料が家にあるなら「グリーンウォーター」
グリーンウォーターは、植物プランクトンが増えて緑色になった水です。ハイポネックスなどの液体肥料と日光で、別の容器に作っておきます。
作るのに数日かかるかわりに、お金はほとんどかかりません。メダカを屋外で飼っている人なら、メダカの容器の青い水も使えます。
ミジンコは何を食べる?自然の中での食べ物
そもそも、ミジンコは池や田んぼで何を食べているのでしょうか。ここがわかると、「なぜその餌で増えるのか」がスッと理解できます。
食べているのは水にただよう小さな粒
ミジンコの食べ物は、水の中にただよう植物プランクトン・細菌・酵母・くさった有機物のかけらです。どれも目に見えないほど小さな粒です。
ミジンコは胸のあたりの脚を休みなく動かして水の流れを作り、その中の粒をこしとって食べています。獲物を追いかけて食べるのではなく、「水ごと吸いこんで、粒だけ残す」食べ方なんですね。
だから「水に広がる細かい餌」が向いている
この食べ方から、ミジンコの餌に向いているのは、次のような餌だとわかります。
- 水の中に細かく広がって、しばらくただよう
- 粒がミジンコの口に入る大きさ
- 食べ残しても、すぐには腐らない
生クロレラやPSBのように「生きた小さな粒」は、この条件をよく満たしています。反対に、粉末やエサの粒が底に沈むと、ミジンコは食べられません。沈んだ分は腐って、水を汚す原因になります。
「餌そのもの」と「餌を増やすもの」がある
ミジンコの餌には、2つのタイプがあります。ここを分けて考えると、使い方で迷わなくなりますよ。
| タイプ | 例 | しくみ |
|---|---|---|
| 餌そのもの | 生クロレラ、PSB、グリーンウォーター | 入れたものをミジンコが直接食べる |
| 餌を増やすもの | エビオス錠、きな粉、ドライイースト、米のとぎ汁、鶏糞、ハイポネックス | 溶けたものや、それを分解して増えた細菌・プランクトンを食べる |
「餌を増やすもの」は、入れてから餌になるまで少し時間がかかります。そして、食べきれなかった分は腐りやすいのが弱点です。量を少なめにする意味は、ここにあります。
ミジンコの餌10種の比較表
ここからは、よく使われるミジンコの餌10種を、同じ物差しで並べてみます。評価は、このサイトがそれぞれの餌を比べたときの目安です。
| 餌 | 増えやすさ | 手間・におい | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 生クロレラ(1位) | ◎ 一番よく増える | 入れるだけ。冷蔵で、早めに使い切る | 迷っている人・はじめての人(まずこれ) |
| 粉末クロレラ | ○ | 常温でOK。沈みやすい | 生クロレラの予備がほしい人 |
| エビオス錠 | ○ ゆっくり | 常温でOK。入れすぎに弱い | コストを抑えたい人 |
| PSB | ○ 安定 | においが強い | 屋外で増やす人 |
| グリーンウォーター(ハイポネックス) | ○ 安定 | 作るのに数日。光が必要 | 肥料が家にある人・屋外の人 |
| 生茶 | △ 餌は別に必要 | 薄めるだけ | 水づくりをラクにしたい人 |
| きな粉 | △ | 沈んで傷みやすい | 家にあるもので試したい人 |
| ドライイースト | ○ | 入れすぎると腐りやすく、におう | 量を細かく調整できる人 |
| 米のとぎ汁 | △ | とぎたてを使う。傷みやすい | お金をかけたくない人 |
| 鶏糞(発酵済み) | ○ | においが強い。屋外向き | 屋外の大きな容器で増やす人 |
表を見るとわかるとおり、「よく増える」と「手間がかからない」を両立しているのは生クロレラだけ。だから1位です。ほかの餌は、安さや保管のしやすさと引きかえに、どこかに気をつける点があります。

ミジンコの餌10種の特徴と使い方
ここでは、10種の餌をひとつずつ見ていきます。くわしい記事がある餌は、そちらも読んでみてください。
生クロレラ:迷ったらこれ
生クロレラは、入れるだけで食べられる「餌そのもの」です。水がうっすら緑になる程度に少しずつたらし、澄んできたら足します。このサイトのおすすめ1位で、私がミジンコを安定して増やせるようになったのも、この餌に変えてからでした。
生きたクロレラなので、粉末より水が傷みにくいのも安心なところ。ただし、冷蔵で保管し、販売元の説明では2〜3週間をめどに使い切ります(出典は記事末)。量の決め方や保存のコツは生クロレラでミジンコを増やす方法でくわしく紹介しています。家で生クロレラを増やせるかどうかは生クロレラは培養できる?の記事で書いています。
粉末クロレラ:常温で置ける予備
粉末クロレラは、クロレラを乾燥させて粉にしたものです。常温で保管できるので、生クロレラが切れたときの予備になります。
弱点は、底に沈みやすいこと。沈んだ粉は食べられずに傷むので、ほんの少しだけ入れて、こまめに足すのがコツです。エビオス錠と組み合わせて使うのもおすすめです。
エビオス錠:安くて長持ち
エビオス錠は、水の中でゆっくり溶けて、酵母そのものや、それを分解して増える細菌がミジンコの餌になります。量は2Lの容器に半錠が目安。入れたら3日ほどは足さずに様子を見ます。
とても安く、常温で長く保管できるのが魅力です。そのかわり入れすぎに弱く、白い濁りが戻らないときは多すぎのサイン。容器別の量の早見表は、記事末の「あわせて読みたい」にあるエビオス錠の記事にまとめています。
PSB:屋外で安定させたいときに
PSBは赤い色をした細菌の液で、ミジンコが直接食べられます。水がうっすらピンクになる程度が目安で、色が薄くなったら足します。
PSBだけでも増えますが、生クロレラよりゆっくりです。注ぐときのにおいが強いので、室内なら少なめにして、生クロレラのサブとして使いましょう。PSBそのものを家で増やしたいときはPSBの培養方法を見てください。
グリーンウォーター:作り置きでお金がかからない
グリーンウォーターは、植物プランクトンそのものが入った水です。ミジンコの容器に、うっすら緑になる程度まで注ぎます。作り方はグリーンウォーターの作り方でくわしく紹介しています。
ハイポネックスで作るなら、メーカーの希釈表で一番薄い2000倍(2Lの水に1mL)を上限に、少なめから(出典は記事末)。別の容器に作り、日なたに置いて緑にしてから使います。ハイポネックスを直接ミジンコの容器に入れても、ほとんど増えない点に注意してください。ハイポネックスを使うときの量は、記事末の「あわせて読みたい」の記事でも紹介しています。
生茶:飼育水づくりの助っ人
生茶(キリンの緑茶飲料)は、薄めて飼育水に混ぜる使い方が知られています。兵庫教育大学の研究の紹介では、緑茶飲料を100〜200倍に薄めた水で、ミジンコを手軽に飼う方法が調べられています(出典は記事末)。
ただし、生茶そのものは栄養がほとんどない飲み物です。ミジンコでは生茶は「水をととのえる役」と考えて、増やすための餌は生クロレラを別に入れましょう。ゾウリムシを培養するときは生茶が手軽な培養液になりますが(ゾウリムシの培養方法)、ミジンコの餌の主役ではありません。薄める量の早見表はミジンコの生茶での増やし方にまとめています。
きな粉:家にあるもので試せる
きな粉は、大豆を炒って粉にしたものです。水に溶かすと細かい粒が広がり、ミジンコの餌になります。
ただ、粉なので沈みやすく、沈んだ分が傷んで水を汚します。ほんのひとつまみより少ないくらいを水で溶いてから入れ、うっすら濁る程度にとどめてください。メインの餌というより、「家にあるもので試してみる」くらいの位置づけです。量の目安や腐らせないコツはミジンコはきな粉で増える?でくわしく紹介しています。
ドライイースト:少量で効くぶん入れすぎ注意
パン作りに使うドライイーストも酵母なので、ミジンコの餌になります。少量の水で溶いてから、水がうっすら白く濁る程度に入れます。
効き目がはっきりしている反面、入れすぎると一気に水が腐り、においも出ます。粉のまま入れず、必ず溶いてから、ほんの少しずつ使いましょう。
米のとぎ汁:0円で始められる
米のとぎ汁には、米ぬかの細かい粒が含まれています。この粒や、それを分解して増える細菌がミジンコの餌になります。
お金がかからないのはうれしいところ。ただし、時間がたつと発酵して傷みやすいので、とぎたてを少量だけ使います。白く濁ったまま戻らないなら、入れすぎです。
鶏糞:屋外の大きな容器向け
園芸用の発酵鶏糞を水に入れると、溶け出した栄養で微生物が増え、それがミジンコの餌になります。必ず「発酵済み」と書かれたものを使ってください。
においが強く、水も濁りやすいので、屋外の大きな容器向けです。ネットの袋などに入れて沈めると、取り出しやすくなります。室内やペットボトルでは、ほかの餌を選んだほうが安心です。
ミジンコの餌の量と頻度の目安|水の色で決める
「何mL入れればいいの?」と思いますよね。でも、ちょうどいい量は、容器の大きさ・ミジンコの数・水温で毎回変わります。
だからこそ、量は日数や数字より「水の色」で決めるのが一番確実です。

ちょうどいいのは「うっすら色づいて、澄んでいく量」
餌を入れると、水がうっすら色づきます。生クロレラやグリーンウォーターなら薄い緑、PSBなら薄いピンク、エビオス錠やイーストなら薄い白です。
ミジンコが食べるにつれて、水はだんだん澄んでいきます。澄んできたら餌が減った合図なので、そこで足せばOKです。
足すのは「澄んだとき」だけ
反対に、まだ色が残っているうちは足さないでください。「増えないから、もう少し」と足していくのが、一番やりがちな失敗です。
餌の種類別の目安を表にまとめます。
| 餌 | 最初に入れる量の目安 | 足すタイミング |
|---|---|---|
| 生クロレラ | 2Lに1〜2mL(販売元の説明の目安)。水がうっすら緑になる程度 | 緑が抜けて澄んできたら |
| エビオス錠 | 2Lに半錠 | 3日ほどして澄んできたら |
| PSB | 水がうっすらピンクになる程度 | ピンクが薄くなったら |
| グリーンウォーター | 容器がうっすら緑になるまで注ぐ | 澄んできたら |
| きな粉・イースト・とぎ汁 | ごく少量(うっすら濁る程度) | 濁りが消えてから |
入れる前に、餌そのものが傷んでいないか見る
量が正しくても、餌そのものが傷んでいると水はすぐに悪くなります。入れる前に、ひと目チェックするクセをつけましょう。
- 生クロレラ:すっぱいにおいがする、色がくすんでいる、ダマやぬめりがある
- PSB:赤みが薄く、茶色っぽくなっている
- エビオス錠・粉もの:湿気を吸って固まっている、カビが出ている
どれかに当てはまったら、その餌は使わずに新しいものに替えてください。商品に書かれた保存方法と期限を守るのが、一番の予防です。
水換え(リセット)とセットで考える
どの餌でも、食べかすやフンは少しずつたまっていきます。2Lくらいの容器なら3日に1回ほど、ミジンコを新しい水に移すと、急に全滅するリスクをぐっと減らせます。
大きな容器ほど水が傷みにくく、リセットの間隔をあけられます。ペットボトルなら2Lのものを選ぶと、水が安定しやすくなります。
室内と屋外で変わる、おすすめの餌
同じ餌でも、置き場所によって向き・不向きがあります。におい・光・温度の3つで考えると、選びやすくなりますよ。
| 置き場所 | おすすめの餌 | 避けたい餌 |
|---|---|---|
| 室内 | 生クロレラ、エビオス錠、粉末クロレラ | PSBの多用、鶏糞、米のとぎ汁 |
| 屋外(ベランダ・庭) | 生クロレラ(サブにPSB・グリーンウォーター) | 特になし(入れすぎだけ注意) |
室内なら「においが出ない餌」
室内では、においが一番の問題になります。生クロレラは適量ならほとんどにおわないので、室内でもそのまま主役にできます。エビオス錠や粉末クロレラも、少なめならにおいは気になりにくいです。
グリーンウォーターは光がないと作りにくいので、室内なら窓ぎわか、水槽用のライトがあるときに。PSBを使うなら、少なめにしてほかの餌と組み合わせましょう。
屋外なら「光とスペース」を活かせる
屋外でも、主役は生クロレラで大丈夫です。そのうえで、屋外は日光でグリーンウォーターが作りやすく、PSBのにおいもあまり気になりません。容器が大きくて生クロレラの量がかさむなら、PSBやグリーンウォーターをサブに足すとコストを抑えられます。
ただ、夏の直射日光で水温が上がりすぎると、餌が傷むのも早くなります。すだれをかけるなど、明るいけれど熱くなりすぎない場所に置いてください。
迷ったらこの組み合わせ|メイン+サブの例
餌を組み合わせるなら、メインを1つ決めて、サブは少しだけ足すのが基本です。置き場所と目的別に、組みやすい例を3つ挙げます。
| 目的 | メインの餌 | サブに少し |
|---|---|---|
| 室内で手軽に増やしたい | 生クロレラ | 粉末クロレラ(切れたときの予備) |
| 屋外でたくさん増やしたい | 生クロレラ | グリーンウォーターかPSB |
| とにかく安く続けたい | エビオス錠 | 生クロレラを少し |
どの組み合わせでも、サブを足す日はメインを少し減らしてください。2つ合わせて「水がうっすら色づく程度」になれば、ちょうどいい量です。
寒い時期は餌を減らす
水温が低いと、ミジンコは動きも増え方もゆっくりになり、餌をあまり食べません。いつもの量を入れると、食べ残しが傷みやすくなります。
寒い時期は、澄むまでの日数が長くなるのに合わせて、入れる回数を減らしましょう。水温は20〜25℃くらいを保つと増えやすく、餌もよく食べてくれます。
なお、屋外ではミジンコの親そのものは冬を越せません。冬を越すのは耐久卵(休眠卵)で、春に水がぬるむとそこから復活します。冬のあいだも増やしたいなら、室内に入れてヒーターで水温を保ち、生クロレラを少なめに続けてください。くわしくはミジンコの冬越しの記事をどうぞ。
ミジンコの餌で失敗する4つのパターン
ミジンコが増えない、全滅した。その原因の多くは、餌の「種類」ではなく「入れ方」にあります。よくある4つの失敗を知っておきましょう。
パターン1:入れすぎて水が腐る
一番多いのがこれです。食べきれなかった餌が腐ると、水が汚れて酸素も減り、ミジンコが一気に弱ります。
においがする、濁りが何日も戻らない、ミジンコが水面に集まる。こんなサインが出たら、すぐに新しい水へ移してください。
パターン2:沈む餌をそのまま入れる
粉末クロレラ、きな粉、ドライイーストを粉のまま入れると、底に沈んでしまいます。ミジンコは沈んだ粉を食べられず、腐るのを待つだけになります。
粉ものは、少量の水で溶いてから入れるのが基本です。
パターン3:餌を何種類も一度に入れる
「いろいろ入れたほうが栄養がありそう」と、何種類も同時に入れるのも失敗のもと。全体の量が増えるうえに、どれが原因で調子が悪くなったのかわからなくなります。
組み合わせるなら、メインの餌1つに、サブを少しだけ。メインは生クロレラにして、屋外ならグリーンウォーターを少し、という形がおすすめです。
パターン4:餌が切れて増えない
入れすぎを怖がって、餌がまったくない状態が続くのもよくありません。水が澄みきったまま何日もたつと、ミジンコは子どもを産めなくなります。
「死なないけど増えない」ときは、餌が足りていないかもしれません。ほかの原因もふくめてミジンコが増えない原因でチェックできます。全滅してしまっても、底に残った耐久卵(休眠卵)から復活することがあるので、水はすぐに捨てないでください。
メダカの餌や家にあるものはミジンコの餌になる?
「わざわざ買わなくても、家にあるもので代用できない?」という疑問にもお答えします。
メダカの餌は「ほんの少し」なら使える
メダカの人工餌も、ミジンコが食べられないわけではありません。ただ、粒が大きく、水に入れるとすぐ沈んでしまいます。
使うなら、指ですりつぶして粉にし、ごく少量だけ。それでも沈んだ分は傷むので、メインの餌にはおすすめしません。メダカの餌はメダカに、ミジンコには専用の餌、と分けるのが失敗しないコツです。
青汁・抹茶・野菜の粉は「沈む粉もの」と同じ
青汁や抹茶、ほうれん草のパウダーなどの粉も、ミジンコの餌になることはあります。考え方は、きな粉と同じです。
ごく少量を水で溶いて入れ、うっすら濁る程度にとどめます。砂糖や甘味料が入った商品は、水が傷みやすいので避けてください。
砂糖や油が入ったものは入れない
ジュース、加糖のお茶、牛乳、油を使った食品などは、ミジンコの餌には向きません。水が一気に腐ったり、水面に油の膜が張ったりして、全滅の原因になります。
家にあるもので試すなら、「無糖・無塩・油なし」の、細かい粉か液体だけにしましょう。
ミジンコの餌に関するよくある質問
ミジンコの餌は毎日あげたほうがいいですか?
毎日決まってあげる必要はありません。水の色を見て、澄んできたら足すのが基本です。エビオス錠のようにゆっくり溶ける餌なら、3日ほど足さなくても大丈夫です。
一番早く増える餌はどれですか?
生クロレラです。入れてすぐ食べられ、水も傷みにくいので、ミジンコが増えるのに使える時間が長くなります。私も、餌を生クロレラに変えたところで増え方がはっきり変わりました。水温が20〜25℃くらいに保てていると、さらに増えやすくなります。
餌を入れても増えないのはなぜ?
餌の量が合っていないか、水温や容器など、餌以外に原因があることが多いです。水が澄みきっているなら餌不足、濁りが戻らないなら入れすぎを疑ってください。
餌を何種類か混ぜてもいいですか?
混ぜても大丈夫ですが、メイン1つ+サブを少しにしましょう。全体の量が増えすぎないように、それぞれ普段より少なめにするのがポイントです。
生茶だけでミジンコは増えますか?
生茶だけで、たくさん増やすのはむずかしいです。生茶は飲み物として作られていて、ミジンコが増えるための栄養はほとんど入っていません。使うなら薄めて飼育水づくりに使い、餌は生クロレラを別に入れてください。
旅行などで数日あけるときは?
出かける前にリセットして、餌はいつもより少なめに入れておきます。多めに入れて出かけると、留守中に水が腐りやすくなります。容器を2つ以上に分けておくと、どちらかが残りやすいですよ。
まとめ:ミジンコの餌は生クロレラから始めよう
ミジンコの餌の1位は生クロレラ。私自身、餌を生クロレラに変えただけで、ミジンコ増やしの難易度がぐっと下がりました。もう一度ポイントをおさらいします。
- 迷ったら生クロレラを少しずつ。手軽で失敗が少なく、一番よく増える
- エビオス錠(コスト重視)、PSB・グリーンウォーター(屋外のサブ)は、事情があるときの代わり
- 生茶は餌ではなく水づくり役。きな粉・とぎ汁などは試しに使う程度
- 量は水がうっすら色づく程度。澄んできたら足す
- 一番の失敗は入れすぎ。迷ったら少なめに
まずは生クロレラを1本用意して、容器の水がうっすら緑になるまで少しずつたらしてみてください。そこから、ミジンコ増やしのスタートです!
出典・参考(2026年10月確認):Culture Techniques of Moina: The Ideal Daphnia for Feeding Freshwater Fish Fry(University of Florida IFAS Extension)/ハイポネックス原液(株式会社ハイポネックスジャパン)/ミジンコ簡易飼育法に関する研究-飼育水および餌の検討-(兵庫教育大学研究紀要 第56巻)/取扱説明書-ミジンコ(観賞魚用品専門 和香 なごやか)/特選生クロレラ 商品ページ(観賞魚用品専門 和香 なごやか)

